フィトケミカルとポリフェノールの関係

フィトケミカルは紫外線から身を守るために植物から作り出される成分です。

その為、ポリフェノールもフィトケミカルの一部です。

ポリフェノールとはほとんどの植物が持つ化合物の総称

ポリフェノールは植物が光合成で作る糖分の一部が変化したもので、4000種類にも及び、複数の水酸基が結合してベンゼン環を持っており、水酸基は活性酸素や、フリーラジカルという有害物質をとらえて、安定した無害な物質に変える作用があり、ポリフェノールはそのため、強力な抗酸化作用を持ちます。

他にも、ポリフェノールには、脂肪燃焼を促進したり、血栓を予防し、血液をさらさらにする効果、血管を守る作用、血流を促す作用など、健康効果があることが分かっています。

ポリフェノールは、毎日少しずつ摂取することが効果的です。

ポリフェノールの吸収率は高くなく、一度に多量に摂取しても体内に蓄えることはできません。

ポリフェノールは植物の光合成によってできる色素や苦みの成分で、植物の生成や活性化などを助けています。

色が濃く、渋みが強いほど、ポリフェノールがよく含まれています。特に皮の部分はポリフェノールがより含まれています。

ポリフェノールをよく含む成分食品は?

カテキン(緑茶、番茶、煎茶、ほうじ茶)

大豆サポニン、大豆イソフラボン(大豆、高野豆腐、納豆、みそ、豆乳)

アントシアニン(なす、赤キャベツ、赤じそ、紅イモ、ブルーベリー、ぶどう)

カカオマスポリフェノール(チョコレート、カカオ)

クルクミン(カレー、ウコン)

ショウガオール(生姜)

ピクノジェノール(フランスの海岸松の樹皮)

フレンチ・パラドックス

フランスの科学者セルジュ・レヌーが、チーズやバターなどの乳脂肪や肉など動物性脂肪を大量摂取していると共に日常的にポリフェノールを多く含んだ赤ワインも飲酒していることから、フランス、スイス、ベルギーに住む人たちの心臓疾患による死亡率が低いと言われています。

これは、ポリフェノールに含まれる抗酸化作用や、ホルモンの促進作用で動脈硬化や脳梗塞を防ぐためだと言われました。

このことから、注目され、この理論は「フレンチ・パラドックス」と呼ばれるようになりました。

フラボノイド系とフェノール酸系がポリフェノールにはあります。

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