ウリ(うり)

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"Makuwauri" by Σ64 - Σ64. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

ウリに含まれる主要栄養素

栄養素名 カルシウム カリウム カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC 食物繊維
100g含量 - - - - - - - -
一日
所要量
- - - - - - - -
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (g)

東方に伝わったメロン、瓜

果実を食用として栽培化され、かなり早くにユーラシア大陸全域に広まりました。日本列島でも貝塚から種子が発掘されていることから、縄文時代には伝わって栽培されていたと考えられています。日本では古来「ウリ(フリとも)」の名で親しまれ、中国で「瓜」の漢字があてられました。

ヨーロッパや西アジアの品種は日本の在来品種より芳香や甘みが強いことが注目され、日本ではヨーロッパ系の品種をメロンと、東アジアあるいは中国西域ぐらいまでの範囲で伝統的に栽培されている品種群を瓜と呼ぶようになりました。

生で甘みや清涼感を味わうマクワウリなどの品種の他に、キュウリやシロウリのように熟しても甘みの乏しく、野菜として食べたり未熟なうちに漬物にする品種群も発達しました。

瓜の旬

夏が旬で5月〜8月にかけて多く出回ります。主要な産地は徳島県、千葉県になります。新聞紙などでくるんでポリ袋に入れ、冷暗所で保存しましょう。気温が高い日は冷蔵庫の野菜室へ、あまり日持ちはしないので早めに消費しましょう。

瓜の栄養と効能

おもな栄養成分としてカリウムがあげられます。ナトリウムを排出することで血圧の上昇を抑制する作用があるとされています。高血圧や心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化の予防に効果があります。しかし瓜は塩で漬物にして食べることが多いので、食べ過ぎると塩分の取りすぎで逆効果になるので注意が必要です。

瓜の調理法

一般的なシロウリは、果皮が淡い黄緑色で長さ20センチ前後。店頭で美味しい瓜を選ぶときは、持ったときに重みがあって皮にツヤのあるものを選びましょう。表面に傷や変色があるものは避けた方が無難です。

浅漬け、塩漬け、味噌漬け、奈良漬け、鉄砲漬け、酢の物など、さっぱりと食べたり漬け物にしたりするのが一般的です。アクが気になるようなら、カットしたものを水にさらしたり断面をこすり合わせるなどしてアク抜きをすると良いでしょう。

家庭における保存方法

瓜は新聞紙でくるんでポリ袋に入れ、冷暗所で保存しましょう。

温度が低く、暗いところがとてもベストになります。

気温が高い場合には冷蔵庫の野菜室を活用するのもいいでしょう。

あまり日持ちはしないので、早めに調理に使うようにしてください。

一度切ってしまうと傷むのが早くなったり、腐りやすくなってしまうので気を付けてください。

使いかけになった瓜は三日以内には使いきれるようにし、カットしたものを購入した場合は、その日のうちに使えるのがベストといえます。

店における食べ頃

持った時に重みを感じ、皮にツヤがあり、皮に傷や変色があるものは避けるといいでしょう。

ハウス栽培も行われており、早いものだと2月下旬頃から収穫が始まり、3月には店頭に並び始め、食べごろの旬となるのは5月から8月中旬頃となっています。

傷や変色が見られるものは収穫から日にちが経っている場合もあるので、店頭で選ぶ際にはそういったところを重点的に確認するようにしましょう。

重みがあるものは、中に身が凝縮されているものが多く、逆に軽いものはスカスカになっているものもあります。

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