エンダイブ (えんだいぶ)
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"Cichorium endivia field" by 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
エンダイブ に含まれる主要栄養素
栄養素名 | カルシウム | 鉄 | カリウム | カロテン | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンC | 食物繊維 |
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100g含量 | - | - | - | - | - | - | - | - |
一日 所要量 |
- | - | - | - | - | - | - | - |
単位 | (mg) | (mg) | (mg) | (μg) | (mg) | (mg) | (mg) | (g) |
別名「にがチシャ」?エンダイブとは
ヨーロッパ原産のキク科の野菜で、形は葉のまとまっていないレタスのような食材です。別名「にがチシャ(チシャはレタスの和名)」の通り苦味が強く、育てるときは大きくなり始めてから内側に日を当てないように外側の葉をかぶせたり、布をかぶせて白っぽい部分が多くなるように栽培されます。
味も少し似ているからか、チコリーと良く間違われる食材です。このエンダイブを、フランスではチコリと呼ぶからです。逆にフランス語でアンディーブと呼ばれるものが英語ではチコリーと呼ばれ、これは色白の芽野菜になります。英語とフランス語で入れ替わってしまっていて、非常に間違えやすくなっています。
日本に入ってきたのは江戸時代からで「紅毛萵苣(オランダチサ)」と名付けられましたが、当時は観賞用でしかなく、食べられるようになったのは割と最近のことになります。
エンダイブの旬
10月〜3月が特に美味しい季節になります。葉先が細かく縮れ緑が鮮やかで、巻きがよく重量感のある、切り口が変色していない瑞々しいものを選びましょう。
エンダイブの効能
エンダイブの緑の部分には、カロチンが多く含まれています。β−カロチンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換される効果があります。これは髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあります。
エンダイブの食べ方
乾燥しやすく多すぎる水気にも弱いので、湿らせた新聞紙などでくるんで冷蔵してください。包丁で切ると切り口から変色してしまうので、手でちぎって使いましょう。
外側の葉は苦味が強いですが、加熱することによって和らげることが出来ます。茹でたり炒めたりして調理すると良いでしょう。アクを抜いてから、刻んでスープに入れると美味しいです。中心に近い葉は苦味も少ないので、サラダなど生食用として利用しましょう。
家庭における保存方法
乾燥しやすい半面、水気が多すぎるとずるけてくるので、湿らせた新聞紙でくるんでラップに包むかポリ袋に入れて冷蔵庫に立てて入れるようにしましょう。
購入した際に使われていたラップは保存に向いているので、そのラップを活用するといいでしょう。
包丁で切ってしまうと切り口が変色しやすいため、レタスのようにちぎって使うのがベストでしょう。
しかし、鮮度も落ちるので、できるだけ早めに使い切るようにした方がいいといえます。
店における食べ頃
外側の濃い緑の葉は硬く、真ん中近くの黄色い部分が多いものを選びます。
茶色くなった部分がなく裏側の軸の切り口がみずみずしく新しいものを選びます。
旬は冬となっていて、長野などの高地では早い時期に出荷されています。
食べごろは収穫されてすぐに店頭に並んでいるものは比較的食べごろでしょう。
しかし、遅くに出始めたものは旬から少しずれている場合もあるので早めに購入するといいでしょう。
もっともの旬は冬ですが夏ごろから出始めているものもあるので、そういったものよりも冬の時期のもののほうがおいしいでしょう。
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その他野菜一覧
緑黄系
アスパラガス / 南瓜 / 小松菜 / サヤインゲン / サヤエンドウ / シシ唐辛子 / 紫蘇/大葉 / 黄ピーマン / 赤ピーマン / 春菊 / チンゲン菜 / 蔓紫 / トマト / 菜の花 / 韮 / 人参 / パセリ / フキ / 緑ピーマン / ブロッコリー / ホウレン草 / 三つ葉 / モロヘイヤ / わけぎ
淡色系
枝豆 / カブ / カリフラワー / キャベツ / 胡瓜 / 牛蒡 / サニーレタス / 生姜 / スイートコーン / せり / セロリ / 大根 / 竹の子 / 玉葱 / 茄子 / 大蒜 / 葱 / 白菜 / レタス / 蓮根 / ゆり根 / 生椎茸
芋系