アイスプラント(あいすぷらんと)

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"Mesembrianthemum crystallinum 973" by ryoubow - 投稿者自身による作品. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.

アイスプラントに含まれる主要栄養素

栄養素名 カルシウム カリウム カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC 食物繊維
100g含量 - - - - - - - -
一日
所要量
- - - - - - - -
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (g)

アイスプラントの名前の由来

アイスプラントはハマミズナ科メセンブリアンテマ属の植物で、名前の由来は表皮に塩を隔離するための細胞があることで、葉の表面が凍ったように見えることからそのような名前がついたようです。学術名はクリスタリナムといいます。
ヨーロッパ、西アジア、アフリカが原産地です。

旬の時期

アイスプラントの植え付けは2月から6月中旬と9月初めから10月の終わりにかけて行われ、収穫までは15ヶ月ほどの月日がかかります。

しかし、旬の時期は1月から12月と一年間となっています。

アイスプラントの栄養成分

アイスプラントには、カルシウム、ミオイノシトール、リンゴ酸、ビニトール、クエン酸といった栄養成分が含まれています。
特にミオイノシトールやビニトールが珍しい成分として注目を集めています。

アイスプラントの効能

アイスプラントに含まれている栄養成分にはそれぞれ効能があります。

ビニトールには血糖値を下げる働きがあり、ほかにも白内障予防、肝機能の働きを整えることや、恐怖心や呼吸困難にもつながるパニック障害やうつ病などの精神疾患にも効果を示します。
ミオイノシトールには中性脂肪と同時に内臓脂肪も抑える効果があります。

クエン酸やリンゴ酸は乳酸を分解することから疲労回復につながります。

アイスプラントは特にメタボリック・シンドロームの予防に役立っています。

このようにアイスプラントに含まれる成分はそれぞれに効能があり、さまざまな症状に効果が見られます。
身体のことだけでなく精神疾患といった心の病にも効果があり、注目されています。

アイスプラントの形や色の特徴

緑色の葉をしていて表面が凍ったように見えるのが特徴です。

代表的なレシピ

アイスプラントはサラダとして用いられることが多く、特にカルパッチョにアイスプラントを乗せて食べることが多いようです。
葉なので生野菜として色々な野菜とともに食卓に並ぶことも多いようです。

家庭における保存方法

アイスプラントは大変乾燥しやすい野菜となっているので、ビニール袋やポリ袋に入れて保存するのがいいでしょう。

4〜5日の保存は大丈夫ですが、食感が大切な野菜なので早めに召し上がることがお勧めされます。

見た目は少しグロいですが、アイスプラントは青菜特有の青臭さもなく、嫌な癖も感じません。それに加え食感はシャキシャキした感じで、繊維質を感じずとても歯切れが良くなっています。そしてほのかな塩味がします。

店における食べ頃

アイスプラントは種や苗も販売されていて家庭菜園も可能です。アイスプラントは通年食べられる野菜となっています。

種を2月〜3月に撒いた場合は、6月〜7月頃収穫ができ、秋に撒けば冬に収穫することができます。

なので店頭で並んでいるものは少し前に種をまき、収穫したばかりのものが並んでいるのでいつでも旬の野菜として食べられるでしょう。

このアイスプラントは、土に植えて栽培すると有害な重金属が含まれた場合に、一般的な植物以上にそれらの成分を吸ってしまう事もあります。そしてあえて塩分などのストレスを与える必要があるため、通常は室内で水耕栽培されます。そういったところから旬がなく美味しく頂けるのでしょう。

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