ヒカマ (ひかま)

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"Pachyrhizus erosus Blanco2.249" by Francisco Manuel Blanco (O.S.A.) - Flora de Filipinas [...] Gran edicion [...] [Atlas II].. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.

ヒカマ に含まれる主要栄養素

栄養素名 カルシウム カリウム カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC 食物繊維
100g含量 - - - - - - - -
一日
所要量
- - - - - - - -
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (g)

ヒカマの呼び名由来についてご存知ですか?

古来、メキシコではヒカマが食用にされてきました。
その名前は、「味見されてきたもの」という意味のナワトル語に由来しています。

ヒカマは、メキシコ原産のマメ科の多年生草本で、先住民族の伝統的な野菜です。
若い株の塊茎状の根が食用にされます。

和名は地表部が同じマメ科のクズ(葛)に似ていること、地下の芋を食用にすることからクズイモ(葛芋)の名が当てられています。
熱帯アジアなどにも伝播して普及し、日本でも沖縄などで栽培されることがあるものの、日本国内の食品市場では極めてまれにしか流通しません。

アメリカ、台湾などでは入手しやすく、食感はしゃきしゃきしていてみずみずしいです。

オリエンタル料理で、ヒカマはクワイの代わりともなります。
この野菜には、火を通しても、しゃきしゃきした食感が失われないという利点があります。
この面で際立っているのは、乳白色の汁が特徴の「ミルクヒカマ」です。

ヒカマはスナックとして理想的です。
栄養に富み、さっぱりした味で歯ざわりがよく、水分が多く、消化がよく、カロリーの低い食べ物です。

ヒカマの旬

ヒカマの旬は11月〜1月にかけてで、秋から冬の間です。

ヒカマの栄養成分

ビタミン、カリウム、食物繊維などが含まれています。
特にビタミンC、カリウムが豊富なので美白、美肌効果、デトックス効果、むくみ防止や高血圧予防にもなります。

脂肪分が少なく低カロリーです。

ヒカマの効能

ビタミンCが豊富なため肌によく、カリウムが多いので体の水分や塩分を排出するので、むくみや高血圧などに効果があります。

ヒカマの色、形の特徴

明るい茶色で塊茎状。

ヒカマの代表的なレシピ

ヒカマの代表的な料理は豚肉炒めです。(台湾料理)
炒め物以外だとヒカマとアボカドのサラダ、ヒカマとビーツのサラダ、エッグロール(アメリカ料理)
などがあります。

家庭における保存方法

ヒカマは非常に保存性が高く、切っていないものは冷蔵庫に入れれば最長で1ヶ月間も保存することが出来ます。切ってしまったらラップにくるんでおけば1週間は保存できます。

またピクルスにして長期保存することも出来ます。アメリカなどでは一般的な保存法です。サイコロ大に切ったヒカマをピクルス液(鍋でお酢を中火で加熱したものに、細かく切り刻んだハラピニオン、蜂蜜、塩、コショウを加えて作ります)に漬け込み、最後にチリペッパーを加えて、冷蔵庫で1日寝かせれば完成です。本格的なメキシカンテイストがあじわえます。

店における食べ頃

ヒカマの収穫時期は秋から翌春までとなっており、この期間が食べ頃といえます。

新鮮なヒカマが手に入ったらサラダにするのがオススメです。ヒカマは千切りにし、スライスしたアボカドとタマネギとを加え、味付けにバルサミコ酢・マスタード・オリーブオイル・パルメザンチーズ・塩・コショウを混ぜたドレッシングをかけて軽く混ぜ合わせます。

ヒカマは地下茎ですが果物のナシに似たほんのりとした甘みと食感があり、さわやかな味が楽しめます。サラダのほかにもきんぴらや炒め物にしてもおいしい、用途のひろい食材です。

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