カンピョウ (かんぴょう)

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"Kampyo" by Sakurai Midori - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

カンピョウ に含まれる主要栄養素

栄養素名 カルシウム カリウム カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC 食物繊維
100g含量 - - - - - - - -
一日
所要量
- - - - - - - -
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (g)

あらまし

 干瓢とはユウガオ(ウリ科植物)の果実である「ふくべ」をひも状に剥き、干して乾燥させた食品を指す言葉です。直径30cm、重さ7〜8kgの「ふくべ」ひとつから約20m分の干瓢が作れます。アフリカ・アジアの熱帯地方を原産とし、日本には3世紀ごろ朝鮮半島より伝来しました。栃木では約300年前から栽培がはじまりました。水はけの良い関東ローム層の土壌と相性が良く栃木県南部産だけで国内シェアの90%を占めています。
 

旬の時期

 ユウガオは7月から8月が収穫期です。干瓢として加工した後では冷蔵庫で長期保存が可能になります。とくに水で戻したものは冷凍保存できるため、ほぼ1年中料理に使えます。

栄養成分

 干瓢100g中には30gも食物繊維が含まれており、これは実にゴボウの約4倍にあたるほどの豊富な量です。食物繊維に加えてカルシウム、カリウムもゴボウの約5倍含まれているほかリンや鉄などのミネラルを含みます。

効能

 豊富な食物繊維が便秘の解消に効果を発揮します。食物繊維には腸内の善玉菌を増やすはたらきがあり、腸内環境を整えます。またコレステロールを吸収し体外への排出を助けてくれるため動脈硬化の予防に効果があります。

 含まれる多くのミネラルのうちカルシウムは骨の形成を促したり骨粗しょう症を防ぐために私たちの身体に欠かせない栄養素であることは言うまでもありません。 そしてカリウムには余分な塩分(ナトリウム)を体外へ排出する働きがあるため血圧を下げる効果があります。

その他のミネラルも夏バテの予防に効果があります。

 

形や色の特徴

漂白したものは純白で見た目が綺麗です。長期保存にも適しています。

漂白してないものはやや茶色がかった象牙色をしていて豊かな風味が味わえます。

代表的なレシピ

 巻き寿司やちらし寿司の具としてお馴染みですが、ほかにも煮物、炒め物、酢の物といろいろな調理法で使えます。

 全国的にはあまり馴染みが無いかもしれませんが栃木の地元ではたまごとじ汁という料理があります。これは水で戻した干瓢を一口大に切り、たまごをからめたものを味噌汁などの汁物で煮るという簡単なものです。やわらかく煮れば消化・吸収効率がアップして胃にもやさしいのでおすすめの調理法です。

家庭における保存方法

干瓢は元々ふくべの果実をひも状にして乾燥させた食べ物です。
そのため直射日光はさけ、涼しい所に置いて保存するのが長期保存できる一般的な方法になります。
干瓢の中にも、無漂白かんぴょうというのがあり、その干瓢は虫やカビ等がつきやすく変色もしやすいため、新聞紙や袋などで密封して冷蔵庫で保存するのが一般的とされています。乾燥干瓢を戻すのは少し多めの塩水で塩をもみ込むように戻すのが一般的です。

お店における食べ方

干瓢は主に7月から8月にかけて1番収穫される時期とされており、この時期になると乾燥干瓢が店頭に並んだりして、お寿司などの料理に使う干瓢は既に火が通って調理してあるため、一年中お店に並んでる事が多いです。
主な生産地は栃木県になるためスーパー等で売られている干瓢は栃木県産のものが多く、お寿司ではのり巻きや巻物やちらし寿司などが一般的ですが、栃木では煮物や炒め物や金平などにして食べたり、酢の物や汁物に入れて入れて食べる事が多いとされています。

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