タンバイモ (たんばいも)

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タンバイモ に含まれる主要栄養素

栄養素名 カルシウム カリウム カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC 食物繊維
100g含量 - - - - - - - -
一日
所要量
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単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (g)

丹波芋の呼び名って?

丹波篠山の自然が育んだ大地の恵みで丹波山の芋なので丹波芋と呼ばれています。大昔は湖だったといわれるこの篠山盆地の山盆地の土で、粘土質で肥沃な大地と、寒暖の差が激しい気候風土が、粘の強い山の芋をつくりだします。

山の芋の芽は、ジャガイモの芽と違って毒がありません。また、触ると手が痒くなる場合があり、そういった場合には、水2カップに対し、酢大さじ1の割合の酢水で洗いましょう。

丹波芋の栄養成分・効能について。

粘るものは滋養する働き、潤す働きがあり、この強力な粘りを持つ丹波芋は、健康食品としても定評があります。

東洋医学の観点からも、丹波芋をはじめとする山の芋は、山薬として使われているほどです。

漢方薬の観点から丹波芋(山芋)を取り上げてみましょう。「山薬・さんやく」についてですが、山薬として漢方薬で一般的に使われているものは、ヤマイモ科のつる性多年草日本薯蕷(ショヨ)、中国南部原産のナガイモの塊状根茎を乾燥したものです。

八百屋や食料品店でよく見かける長芋を指します。丹波芋は、ツクネイモ群の「大和イモ黒皮種」に分類され、栽培されています。

この丹波芋のほうがより、他の一般的な山薬より薬効としては強く、そして良質です。生薬の鑑定で上質なものはふつう、できるだけ白く、きめ細やかなものが上質とされています。

丹波芋はそのごつごつした見た目とは裏腹に肉質は純白できめが細かく、粘り気は半端ないです。その粘り気が生薬としての質の良さを感じさせます。

成分は多量のデンプンとたんぱく質ミニーシン(粘液質)を含み、この粘液質が丹波の山の芋ではナガイモの4倍もあります。

他には、糖質やアミノ酸、グルコサミンなどが含まれていて、慢性的な消化不良・食欲不振・下痢が続くときは朝鮮人参と百朮(ヒャクジュツ)などと配合して使います。

山薬が含有するアミラーゼの効果であるとされているので、あまり長く煎じると効力がなくなり、食事としてすりおろして食べるのが最適です。

炎症性の下痢には用いてはいけません。体力の低下や老化による症状、滋養強壮としても効果があります。

代表的なレシピ

とろろです。とろろごはんやとろろそばなど。
スライスして揚げてヤマイモチップスにしてもおいしいです。

家庭における保存方法

適度に水分を与えて乾燥を防ぎ(長持ちさせるコツ)、春以降は1個ずつ新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室に入れてください。

もし芽や根が出ても無害ですが手で擦り取ると粘りが持続します。

剥いた芋は水に浸して冷蔵庫に入れ、早めに(賞味期限5日程)お召し上がり下さい。

あと、すりおろして練ってから保存袋に入れて冷凍長期保存も可能です(賞味期限6ヶ月程)

店における食べ頃

丹波芋の旬の時期は秋から冬で、9月から2月までの間です。
丹波芋は名前のとおり丹波地方を中心に作られています。

毎年晩秋に収穫される山の芋は貯蔵性が高く保存の仕方で1年中、食べることができます。

丹波芋は昔から生菓子やじょうよ饅頭、かるかんなどに山の芋が使わせていることはよく知られていますが、近年では健康食品として家庭用の需要が伸びてきています。

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